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11年前のある冬の日(3) [その他いろいろ]

ちくりんの記事からの続き

暴露合戦の様相を呈してきたこのシリーズですが・・・・・

オホーツク82号という列車がある。オホーツクは網走と札幌を結ぶ特急で、長距離を走る割りに本数が少ないため非常に乗車率が高いことで知られていた。

「連休中だし、札幌まで立ってないといけないかもね」

知床で再会した後、仕事のために一人抜け二人抜けするうちに、結局ブラザー、ちくりん、僕の3人になってしまった我々のグループは、そんな心配をしながらこの特急に乗り込んだのだった。

しかしそれは全くの杞憂であったことがすぐに判明した。

なんと、自由席車両に我々3人しか乗っていないのだ。自分達の車両だけではない、その前後2車両くらい全く乗客がいないのだ。連休中の北海道でこんなことがあり得るのか?

網走から乗ったのだが、そこから先、旭川まで人が乗ってくるような大きな駅はない。これはつまりこれから5時間、我々がこの車両を好き勝手に使ってよいということを意味する。

こんな千載一遇のチャンスをちくりんが見逃すはずはない

「せっかくだからさ、ズボン脱いで隣の車両まで走ってこない?」

「えー、それヤバイよ。人が来るかもしれないし。」

「やらない人はやった人にエロ本プレゼントするっていうのでどう?」

こういう提案を受けて立たないほど僕とブラザーは面白みの無い人間ではない。

ということで我先にと脱ぎ始め、そこらじゅうを走り回ったり、立った状態で両腕と片脚をあげて「グリコ」と言ってみたり、そういう姿を写真に激写してみたりと、やりたい放題であった。車掌さんが切符切りに来なかったのがせめてもの幸いであった。

日英の最高学府で学び、日本を代表する半導体メーカーで経営に携わっている若きビジネスマンのちくりんであるが、このような過去があることを誰が想像できようか。ちなみに生田原という駅からむーたろうにイタズラ電話をかけようと提案したのも彼であることをここに申し添えておく。

そんなこんなで札幌にたどり着いた我々は、ビール園でジンギスカンを死ぬほど喰らい、さらなる放浪への英気を養ったのであった。

続きはちくりんのブログにて


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コメント 4

ちくりん

うーむ、素晴らしい描写力。10年以上前のことが、ついこの間のことのように思い出されるよ。イタ電の件なんてあれ以来、これを読むまですっかり忘れていました。いよいよエンジンかかってきたね~(笑)
by ちくりん (2006-03-14 01:17) 

しょちょう

しかし、暴露合戦がエスカレートする前に、もうちょっとまともな人生論も書かないとね・・・・・・
by しょちょう (2006-03-15 12:22) 

usagi

↑だいじょーぶですよ♪

人生論はいつでも書けます♪なぁんて(^^;)。ちくりんさんのところでもコメントさせていただいたのですが、予想を大きく上回っているリレー記事の内容と皆様のお人柄、、、。このリレー記事を読んだ人のどれだけが笑い、楽しんで、また元気な1日を送れたかと思うと、感謝状をお送りしたいくらいです♪
by usagi (2006-03-15 13:57) 

しょちょう

usagiさん
どうもありがとうございます。そういうご意見をいただくとますますこの流れがエスカレートしていきそうです。実はメールでお互い宣戦布告をして始めたこのシリーズですが、暴露合戦のあとは結構シリアスな人生談義もあったりするんです(と僕が勝手に思い込んでいるんです)。このまま終わったらただのアホ話ですよね。笑
by しょちょう (2006-03-15 22:52) 

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