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4/5 ブアカーオvsカラコダを予想する [ブアカーオ]

先日、アルバート・クラウスが

「ブアカーオが開幕戦で負けるかもしれない、ふっふっふ」

などと不吉なことを言っていたが、僕の見るところ、この試合、ブアカーオにとって「勝つかどうか」は問題ではなく、「完封できるかどうか」に注目が集まるべき試合であろう。

ヴァージル・カラコダは元ボクサーである。キックボクシングやムエタイ選手がボクサーと戦う場合の定石はローキックで足を潰すことである。しかし、さすがフランソワ・ボタをボクサーからK-1仕様に改造したトレーナーの息子だけあって、カラコダはローキック対策をしっかり積んでいて、ローだけでは倒れない。

過去に佐藤嘉洋はロー・キックに執着したために、かえってカラコダのパンチを浴び、パンチ重視のK-1ルールでは判定負け、韓国大会ではタイ人のムエタイ選手シン・ビデウンも同様にローで攻めた後にパンチの逆襲を食らって判定負けしている。

したがって、ブアカーオがもしローキックでの単調な攻撃をやってしまうと、カラコダにも勝機が生じる。これはなんとしても避けなければならない。

ブアカーオがザンビディス戦で見せたような

遠距離での前蹴り→中間距離からの高速左ミドル連射→近づいて首相撲+膝蹴り→離れ際にまたミドル

というスタイルで戦う限り、ブアカーオは磐石だろう。カラコダはサウスポーではないので、ブアカーオの高速左ミドルで右腕を潰されると文字通り手も足も出なくなる。そうなればしめたものである。

要するに、ブアカーオとしては、色気を出してボクサー対策なんかせずに、普段どおりにやれば、まず勝てる相手ということである。ということで、4月5日は他の試合の勝敗のほうが気になっている。


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コメント 3

東京地区では、今日の昼間、テレビでK-1MAXの直前特集をやっていましたよ。あまり詳しいわけではないのですけど、カラコダって、そんなに強くは思えなかったのです。
今年は、誰なんでしょう?
佐藤が勝つと、主催者も喜ぶ劇的なような気もします。
by (2006-04-01 21:31) 

しょちょう

みちあきさん
そうだったんですか!見過ごしてしまいました!残念。
カラコダはまあまあだと思います。キックでの攻撃ができない人なので、K-1でトップクラスに躍り出るには明らかに力量不足でしょう。主催者側としては佐藤もさることながら、マサトを勝たせることで頭がいっぱいだと思います。水曜日が楽しみです。
by しょちょう (2006-04-02 18:44) 

ひら

ブアカーオ、ギリギリ勝ちましたね。
負けるんじゃないか、とヒヤヒヤしながら判定を聞きました。
延長ではほとんどキックを出せなかったみたいで足を痛めたのかな、と解説者が言ってましたがどうなんでしょう。
6月の試合、頑張って優勝して欲しいな、と思います。
by ひら (2006-04-05 23:57) 

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